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レジャーだけじゃない!災害時にも役立つキャンピングカーの装備

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近年、毎年のように日本中のどこかが大きな災害に見舞われていると感じます。
被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

筆者自身も2018年、北海道胆振(いぶり)地震に直面した経験があります。ただ不幸中の幸いで、たまたま滞在していた場所の近くに水力発電所があり、「全道停電」という未曾有の事態に陥っていたさなかでも周辺一帯は翌朝7時頃に電気が復旧し、近隣のコンビニやスーパーが開店、ガソリンスタンドも通常通り営業してくれたため事なきを得ました。

 

しかし現地で知り合った方のお宅近辺は電気も水道も止まり、アンテナ基地も停電したためにケータイやインターネットも繋がらなくなりました。まったく連絡がつかない状態のまま食糧とお水を積んで知人宅に押し掛けたところ、迷惑ではないかとの不安を払拭するほど喜んでいただけて安堵したものです。

 

今回の記事では、筆者のキャンピングカーRocky21を基本に、災害時に役立つと実感した装備をご紹介します

ライフラインその1「水」(清水タンク)

災害時に真っ先に店舗からなくなるものの一つに「水」が挙げられます。生活に必要な水は、いくらあっても過ぎるということはありません。

キャンピングカーには「清水タンク」があり、Rocky21の場合は130リットル溜めておく事ができます。筆者は清水タンクの水は飲用せず、洗いものとトイレにのみ使用。飲み水には別に、ペットボトルやポリタンクを複数個、備蓄しています。

シャワーもついてはいますが、もし復旧まで長期間に及べば洗濯も必要になるでしょうし、130リットルでは足りなくなってしまいます。

断水が解除されるまでは、食事、トイレ、洗顔・歯磨きなど日常的に使用する方を優先し節約を心がけるのは住宅もキャンピングカーも同様です。

ライフラインその2「電気」(ソーラー)

知人宅に駆けつけた際、何よりも喜んでくれたのは実は電気でした。

筆者はソーラーを4枚(合計約300w)、サブバッテリー(105A)を4個搭載しているので、テレビやラジオをつけたり、ケータイの充電を知人ご家族や近隣の方々のぶんまでしても余裕です。

ただし、晴天であれば余るほど発電しますが曇天が続けば消費に供給(発電量)が追いつかなくなる事態も起こり得ます。
そんな時は、ふだん騒音が気になって使用を控えている発電機(ONAN 3600)が最終手段として心強い味方となります。

(Rocky21の場合、クルマのガソリン残料が1/4以下になると作動しないようにできているので、じゅうぶんに給油しておくことが肝要です。)

ライフラインその3「ガス」

オール電化は住宅のみならずキャンピングカーでも主流となってきていますが、選択肢が多ければそれだけ応用が利きます。

Rocky21に搭載されている冷蔵庫はAC/DC/LPガスの3ウェイ。アメリカ製で、一人暮らし用の冷蔵庫と同等の大きさ、冷凍室もついています。とってもよく冷えるのはいいのですが電気をかなり消費してしまうため、ほぼガスで稼働させています。

燃費がいい家庭用冷蔵庫を設置しているキャンピングカーオーナーさんもいます。またカセットガス式ポータブル冷蔵庫も非常時には役立ちそうですね。

夏にはクーラーや扇風機、冬には暖房と、電気やガソリン(軽油や灯油)を少なからず消費してしまいます。
災害時には貴重な電気や燃料を一極集中で消費するより、分散させた方が長期に耐えられるのではないかと考えます。(Rocky21の暖房はガスヒーターです。)

ただ現状、キャンピングカーで使用するガスボンベへの充填を断られるケースが増えてきているので、それだけが悩ましいところです。

ライフラインその4「トイレ」

災害時および避難所生活において問題視されることが多いのが「トイレ」です。
寒い日や雨の日、夜間に屋外の簡易トイレに行かなければならないのもゆううつですし、かと言って生理現象である排泄は我慢できるものでもありません。心身の健康まで害してしまいます。

キャンピングカーオーナーの中には「お掃除が面倒、DUMP(排水)するのが大変だからトイレはほとんど使っていない」という方もたくさんいますが(筆者もそうです)、非常時には「あってよかった!」と痛感します。
ポータブルカセットトイレなら後付けも簡単ですし、装備しておいて損はありません。
(ちなみに、紙は流さずゴミ箱へ棄てます。)

Rocky21の場合、生活廃水=グレータンクは120リットル、汚水=ブラックタンクは80リットルです。大雑把に見積もってトイレ1回=1リットルとしても80回は使用できる計算になります。

まとめ

避難する際に乗用車で車中泊をしていたという話も、よく耳にします。しかし狭い車内ではゆっくり休む事ができず、エコノミー症候群を発症するなどといった二次被害も…。

また、避難所はペット不可の場合が多いので、ペットを飼っている方にとっては二重にも三重にも辛い思いをすることになってしまいます。

避難生活にストレスは大敵です。手足をゆったり延ばせる空間、待機できる(時間を費やせる)環境づくりをしておくと、いざというとき慌てずにすみます。

「いつも通り」の生活がそこにある。こんなに安心できることはありません。

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